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Funny stories

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11 2018

episode14 檀紀4348年

【奎章閣閣臣たちの日々】に登場するキャラを、勝手に現代に置き換えた二次創作です。
たくさんのリクエストをいただいたコロユニの妄想ストーリー♪……妄想です。
アダルティな表現も、ややぼかしつつ……ご容赦ください。


エレベーターで9階に上がったジェシンは、会社が運営するカフェでコーヒーを頼んだ。
カフェでアルバイトをする少女が、淹れたばかりのコーヒーのカップを手渡しながらジェシンに話しかける。
「めずらしいですね?コロ先輩が息抜きだなんて…そろそろヨリム先輩が来る頃だと思ったのに」
「ははっ、じゃあ、あいつに捕まらないうちに、どこかに逃げるよ…ありがとう」
ジェシンは無理やり笑顔を貼りつけると、エレベーター脇の下階ボタンを押した。

会社を出たジェシンは、ビルの隣に併設された公園のベンチに座り、ユニと出会った時のことを思い出した。

新大阪のホームで、彼女がマスクを取って顔を見せたとき、二年前に亡くした最愛の妹、ヨナが目の前に現れたと、あまりの驚きで息が止まりそうだった。
幻でも、幽霊でもいいから会いたいという想いが、天に通じたかとも思った。
ほんの少しすれ違っただけなのに、出張から帰ったあとも、しばらくはユニのことが頭から離れずに、そのせいでヘギョンを怒らせた。
二度と会うことはないだろうと諦めかけたところに、再び目の前に彼女が現れた。

単なる偶然が重なったとは思えなかった。
幼い娘を残したまま亡くなり、愛する夫ソンジュンのために姿を現したのだろうか。
それとも、想いを遂げられず永遠に去って行った女を、目の前にちらつかせ、再び深い傷を負わせるのだろうか。
そうだとしたら、なぜそんな非情な真似をするのだと、ジェシンは天を仰いだ。




ジェシンの幼い頃に両親が離婚し、彼は父親に引き取られた。
彼が9歳の時、父が再婚し、新しい母親が連れてきた一つ下のヨナが妹になった。

新しい家族の生活が始まっても、仕事で忙しい両親は家を空けることが多かった。
まだ幼く寂しがるヨナを優しく慰め、ヨナは本当の兄のように慕い、ジェシンにとって妹の存在はかけがえのないものとなっていく。
やがて成長とともに、いつの間にかお互いを恋慕い合うようになった。
血の繋がりはないとはいえ、兄と妹には違いない。
同じ想いだと気付いてはいても、兄妹の垣根を超えることはもちろん、口に出すこともしなかった。

高校生になると、ヨナに触れることも戸惑うようになる。
たまに遊びに来るヨンハが、なれなれしくヨナの肩を抱くのを見て、真っ黒な怒りが腹の中から湧き上がり拳に力が入った。
受験シーズンになると、さすがのジェシンも、部屋に閉じこもって勉強に打ち込んだ。
ヨナは、毎晩のようにジェシンのために夜食を準備した。
「兄さん、入ってもいい?―――」
扉をノックする音と、ヨナの声は彼の癒しになった。


※挿入する画像は、管理人の悪趣味により編集・加工を施しており、あくまでもイメージです。否定や侮辱ではございませんこと、ご容赦ください。実在する人物・団体とは一切関係がございません。

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