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10 2018

episode13 檀紀4348年

【奎章閣閣臣たちの日々】に登場するキャラを、勝手に現代に置き換えた二次創作です。
たくさんのリクエストをいただいたコロユニの妄想ストーリー♪……妄想です。
アダルティな表現も、ややぼかしつつ……ご容赦ください。


腰が抜けそうなくらい驚いたのはユニもだ。一瞬でオフィス内の空気が変わったことを身をもって感じる。
オフィスに入る前、新幹線の彼がいないかと覗いて見たが、この日していた眼帯と眼鏡のせいで出会ったときの風貌と異なって見えて、彼だと気が付かなかったのだ。

ヨンハが近づき、ジェシンの耳元でこっそり尋ねた。
「新幹線?おや…お前たちもう知った仲なのか?」
「……」

「えーっと、ムン課長代理?」
ソンジュンに呼ばれたジェシンは、はっと我に返り、ヨンハの質問には答えず、悪かったとでも言うように、ソンジュンに向かって頷いて見せた。

ジェシンの意外な反応に、ソンジュンも驚きを隠せなかったが、コホンと小さく咳払いをして言葉を続けた。
「―――では、キム・ユニさん、ひと言、皆さんに挨拶をお願いします」
「……え、あ…」
家で練習してきた挨拶の文言が、全てユニの頭の中から消し飛んでいた。
「大丈夫?」
ソンジュンがユニの肩をそっと叩いて促がし、やっと全員の前で口を開いた。
「キム・ユニと申します。先日、日本から帰国し―――」
ソンジュンの指先から気力を貰ったユニは、気持ちを切替え、水を得た魚のようにはきはきと話し始めた。

「―――どうぞ、よろしくお願いします」
言い終わったユニが、笑顔を浮かべて深々と頭を下げると、全員が拍手をしてユニを迎えた。

「―――では皆さん、それぞれ業務に戻ってください」
ソンジュンの掛け声で、各々が自分のデスクに戻る。
ユニはソンジュンの後について、奥のミーティングルームに入って行った。

二人のあとを目で追いながら、複雑な表情を浮かべるジェシンに、ヨンハがささやいた。
「…俺も、息が止まるくらい驚いた…そんなことより、なぜ黙ってた?……コロぉ、今夜空いてる?―――」
飲みながら詳しく聞かせろと、ヨンハが猫撫で声で誘う。
「ああ、飲みに行くまでもない―――」
ジェシンは、さも煩いというような表情で、東京から大阪に行く新幹線の中で少し会話を交わしただけ、それ以上のことは何もないとヨンハに語った。
そして、しつこく食い下がろうとするヨンハを無視して、パソコンを立ち上げた。




うるさいヨンハを追い払ったジェシンは、パソコンに向かって仕事に集中しているふりをしながら、ミーティングルームとはいえ、他から遮断された空間にいる二人が気になって仕方がなかった。
30分経ち、もうすぐ1時間というのに二人は出てこない。
苛立ちが募り、ガタっと音をたてて立ち上がると、ヨンハが呼び止めるのを無視して部屋を出て行った。


※挿入する画像は、管理人の悪趣味により編集・加工を施しており、あくまでもイメージです。否定や侮辱ではございませんこと、ご容赦ください。実在する人物・団体とは一切関係がございません。

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