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Funny stories

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04 2018

episode9 檀紀4348年

【奎章閣閣臣たちの日々】に登場するキャラを、勝手に現代に置き換えた二次創作です。
たくさんのリクエストをいただいたコロユニの妄想ストーリー♪……妄想です。
アダルティな表現も、ややぼかしつつ……ご容赦ください。


「あ、いた!!先輩!ヨリム先輩!待ってください!」
7階の通路で、部屋に入ろうとしたヨンハを、長身の男が呼び止めた。

彼は、ヨンハが籍を置く企画開発本部開発課の課長、イ・ソンジュン、28歳になったばかりだ。
ヨンハとジェシンの大学の後輩で歳は一つ下だが、留学と称して世界中を渡り歩いていたヨンハたちよりも早く、Q.Y.システムに入社し、若くして課長に昇りつめた強者だ。
韓流スターに負けずとも劣らない爽やかな美男子で、その笑顔は女性社員たちを虜にする。
学生時代にジェシンの妹ヨナと出会い、彼女に子供ができたことで学生結婚するが、娘が生まれてしばらくして妻の体をガンが侵し、闘病の末亡くしている。

「ああ、カラン…いや、イ課長、ちょうどよかった、話しがある…」
「先…、いえ、ヨンハ君…カン・プログラムさんに行くと出て行ったはずなのに、なぜ、他のスタッフに行かせたんですか!?お願いしたはずです。先輩が行ってくれないと、まとまらないって……」
「ああ、すまん…だったら、お前が行けばよかったんだ。社長の奥さんにお前が頼めば、二つ返事で引き受けるだろうに…」
「先輩!!」
「わかったから、あとで行くよ―――」
上司と部下の間柄なのに、他の社員がいないところでは立場が逆転する。
話があると言ったのはヨンハなのに、ソンジュンの前から去って行こうとして、立ち止まった。

「―――違う、違う、お前に話があったんだ…ちょっとこれを見てくれ」
ソンジュンに差し出したのは、ユニの履歴書だった。




「先輩!?…これは?」
「うん、俺も驚いたよ…ヨナが生き返ったと思った…」
ソンジュンが思わずヨンハの顔を見て、もう一度、履歴書の写真に視線を落とす。
ヨンハは、しまったというような表情を浮かべて言った。
「いや、カラン…すまん……キム・ユニって名前だ…さっき、彼女が面接に来ていたところに出くわして、パク課長からもらってきた…」
「面接?じゃあ、うちのアシスタントで、応募してきたってことですか?」
「ああ、採用しろって言っておいた。履歴も問題ない。採用資格も十分だ……帰る前に写真を撮らせてくれと言ったら、快く応じた―――」
ヨンハは、9階の面談室の前で撮った画像を、ソンジュンに見せた。
食い入るようにユニの顔を見つめるソンジュンに、ヨンハが軽口をたたいた。
「しかし、韓国中の美女はデータ化されているはずなのに、この娘は俺のリストになかった…19歳から日本に渡って、先週帰国したばかりなら、知るわけないよな―――」
「先輩が顔だけで選んだと仰るなら、採用は決めかねますが、この方のキャリアなどを考慮されたのなら問題ないでしょう」
ソンジュンは、ユニの履歴書を指さしながら、涼しげな表情で言った。

―――う…痛いとこつく

「ははは、顔だけで選ぶなんて、親父に知られたら…ううぅ」
わざとらしく、ヨンハが震え上がるというようなジェスチャーを見せて、ソンジュンを笑わせた。

そしてヨンハは、4日後の週明けから来させるから、今週末に一度彼女と面談をして欲しいとソンジュンに言った。




イ・ソンジュン
27歳
若くしてQ.Y.システムの企画開発本部の開発課長。
大学時代に、ジェシンの妹ヨナと出会い、子供ができたことをきっかけに学生結婚。
娘のミナが生まれてしばらくして、ヨナのすい臓にガンが見つかり闘病の末亡くしている。
両親の助けを借りながら、幼い娘の子育てもこなす。



※挿入する画像は、管理人の悪趣味により編集・加工を施しており、あくまでもイメージです。否定や侮辱ではございませんこと、ご容赦ください。実在する人物・団体とは一切関係がございません。

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