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02 2018

episode8 檀紀4348年

【奎章閣閣臣たちの日々】に登場するキャラを、勝手に現代に置き換えた二次創作です。
たくさんのリクエストをいただいたコロユニの妄想ストーリー♪……妄想です。
アダルティな表現も、ややぼかしつつ……ご容赦ください。


下請け会社に行こうとしていたヨンハは、7階の部署からエレベーターに乗り、2階で降りようと扉が開いた瞬間、目に飛び込んできた女の顔を見て思わず息をのんだ。
後ろから押されるようにエレベーターを出たが、扉が閉まる直前にくるりと踵を返し、乗ってきたエレベーターに再び乗り込んだ。
そしてヨンハを驚かせた女の隣に陣取り、こっそりと彼女を盗み見た。
首から下げられたセキュリティには【GUEST/ゲスト】と示されている。

―――人事部…面接。うん、間違いない。

6階で他の社員が降りると、ヨンハと女の二人きりになった。
停止ボタンが示す【9】の表示をながめて、もう一度女を見下ろすと目が合った。
ヨンハは、にっこりと笑みを浮かべると、彼女は戸惑いの表情で愛想笑いを浮かべた。
9階で扉が開き、ヨンハはお先にどうぞいうように手を差し出し、エレベーターを降りるよう促した。

男とともにエレベーターを降りたユニは辺りを見渡す。
9階は、総務部と重役らの部屋があり、面談室の他にも、社員食堂やカフェなどが併設されていた。
指定された面談室の前で、書類を手に持った中年の男性がにっこりと笑みを浮かべて、ユニを待っていた。
そしてユニと一緒にエレベーターを降りた青年に気が付くと、軽く頭を下げて挨拶を交わし、ユニを面談室の中に促した。

職歴などを面談のほかに簡単な筆記試験を行い、一時間も経たずに面談室の前で人事部のパク・ハヌルと握手を交わした。
「じゃあ、後日連絡しますのでお待ちください―――」
ユニは、よろしくお願いしますと言ってパクと別れ、エレベーターホールに向かおうとした時、背後から何者かがいきなり肩に手を回して、彼女を引き留めた。

「きゃっ!」
「おっと、悪い―――」
驚かせて悪かった、と言いながら手をぱっと離した。
ユニが顔を上げると、さっきエレベーターで一緒に上がってきた若い男だ。
首から下げた社員証には、【Engineer Gu Yong-Ha(エンジニア:ク・ヨンハ)】と表示されていた。
ユニの視線が社員証に向いているのに気付くと、彼は目の前に掲げ自己紹介をした。

「―――ところできみ?ここへは面接に?」
「え?…はい…」
「人事のパク氏は、きみにいつ返事するって?」

―――なんだろう、この偉そうな態度…

ユニは、ヨンハの横柄な態度に、怪訝そうな表情を浮かべて見上げた。
そんなユニの胸の内を呼んだかのように、言い換えた。

「ああ、ごめん。募集しているのは俺の部署で、アシスタントがいないと忙しくてね…早く探して欲しいって頼んでるんだ…」
「そうですか…お返事は、後日いただけるとうかがってい―――」
「そう…じゃぁ、今日中に返事をさせるよ…採用ってね…」
ヨンハは、ユニの言葉を最後まで言わせず、決めたからと言わんばかりに目くばせを送る。
「へっ!?あの、採用って?」
「うん、働いてもらうよってこと…で、いつから来れる?そうだ、会わせたい人がいるから、入社前に一度来てもらうかも…いいかな?」
ユニはいつの間にか、ヨンハのペースにすっかりとはまり、口をぱくぱくと動かすだけで一言もはさむことができなかった。
かろうじて首を縦に振るのが精いっぱいだった。

「あ、あと一緒に写真、いいかい?」
ヨンハはスマホを取り出し、ユニに寄り添うと自撮りのポーズで、シャッターを切った。
カメラを向けられたユニは、思わず条件反射のように、しっかりとカメラ目線を決めていた。





※挿入する画像は、管理人の悪趣味により編集・加工を施しており、あくまでもイメージです。否定や侮辱ではございませんこと、ご容赦ください。実在する人物・団体とは一切関係がございません。

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