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27 2018

episode6 檀紀4348年

【奎章閣閣臣たちの日々】に登場するキャラを、勝手に現代に置き換えた二次創作です。
たくさんのリクエストをいただいたコロユニの妄想ストーリー♪……妄想です。
アダルティな表現も、ややぼかしつつ……ご容赦ください。


仁川空港で入国審査を終えたユニは、たった一つのスーツケースを受取り、カートを押しながら到着ロビーに出た。

デニムのポケットに手を突っ込み、照れくさそうにはにかみを浮かべる弟を見つけると、懐かしさでいっぱいになり、また周りが霞んで見える。

二つ下の弟ユンシクは、俳優として売り出し中で、モデルを務めるほどの長身とルックスの持ち主だ。
周囲がざわつきだすと、さっとサングラスで顔を隠した。
「おかえり、姉さん」
「ただいま…ふぇ…ユンシク…ありがとう、忙しいのに…あーん」
すでにユニの涙腺は開放され、しばらく止まりそうになかった。
ユンシクは、大泣きしている姉の手からカートを取り上げ、道路で待たせてあった事務所のワンボックスカーに、ユニと荷物を積んで、ずっと空き家になっている自宅へ向かった。

ユニの涙が止まると、ユンシクが尋ねた。
「おばあちゃんは元気にしてた?」
「ええ、とっても元気よ」
「会いたいな…」
「おばあちゃんも、ユンシクに会いたがってた……あなたが載ってる雑誌をお友達に見せて、私の孫だって触れ回ってるらしいわ」
「へぇ、だったら今度日本に行ったときにでも、おばあちゃんと一緒に挨拶してまわるよ…ははっ―――」

両親を早くに亡くした姉弟は、当時日本に住んでいた祖母が韓国にやってきて、両親の代わりに面倒をみてくれた。
ユンシクが高校1年の時、モデルをやらないかとスカウトされると、事務所の寮に移り住み、卒業するまで事務所が面倒を引き受けた。
無事に大学受験に合格したユニを見届けた祖母は、やはり住み慣れた日本が恋しいと、大阪に帰って行った。
ユニが日本に留学すると言い出したときは、まさか好きな男を追って来たとは思わなかった。

「―――ねぇ?姉さん、これからどうするの」
「うーん、最初に家を掃除しなきゃ…」
「その心配はないよ…もう済ませた。すぐに寝られるし、ご飯も作れる」
「本当?さすが、ユンシク……じゃあ、仕事探さなきゃ」

―――可愛い…

ユンシクだけに見せる、無邪気な笑顔に思わず顔が緩む。
「決まってないなら、うちの事務所にこれば?」
「事務所?人を募集してるの?電話番ならいいけど、マネージャーは無理よ…」
「何言ってんの?所属タレントとしてだよ。兄弟で活躍してる人はいっぱいいるし、姉さんほどの美人なら、すぐに人気者だよ」
間違いないと、自信満々の表情を浮かべるユンシクに、ユニは呆れ顔で答えた。
「バカなこと言わないで…私なんか若くないし、しかもスキャンダルだらけで、すぐにマスコミの恰好の餌食になるのは目に見えてるわ…日本人の男を追っかけて日本に渡ったなんて…しかも男に騙されて、母国に帰って来たなんて…あなたまでとばっちりを受けるわよ」
「なにそれ!?日本に行ったのは男を追っかけるためで、戻ったのは、男に捨てられたからってこと?はっ!どうりで……急に帰るなんて、おかしいと思った」
ちっちっちと舌打ちするユンシクに、涼しい顔で言った。
「あ……言ってなかったかしら?…それに、捨てられたんじゃなくて…私か捨てたの」
「どっちでも同じだろ!?はあ、おばあちゃんが知ったら―――」
がっくりとうなだれるユンシク。
「ええ、倒れちゃうわ…だからいい?黙ってるのよ!……大丈夫。仕事は自分で探すわ」


ユンシク


<登場人物>
キム・ユンシク
22歳
ユニの弟。高校生でモデルにスカウトされ、現在も活躍中。
姉思いの優しい青年。


※挿入する画像は、管理人の悪趣味により編集・加工を施しており、あくまでもイメージです。否定や侮辱ではございませんこと、ご容赦ください。実在する人物・団体とは一切関係がございません。

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コンんちは。バブルぅです。

防弾少年団V(テテ)ファンの皆様、ユンシク役に画像を拝借して申し訳ございません。
「ファラン」のハンソン役が、とっても可愛くて…

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