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Funny stories

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18 2018

episode18 檀紀4348年

【奎章閣閣臣たちの日々】に登場するキャラを、勝手に現代に置き換えた二次創作です。
たくさんのリクエストをいただいたコロユニの妄想ストーリー♪……妄想です。
アダルティな表現も、ややぼかしつつ……ご容赦ください。


家族で囲んだ夕食は、久々だというのに、ぎくしゃくとした空気を漂わせていた。

遅いから泊っていきなさいという両親にヨナは、明日は夫のソンジュンが久々に休暇で帰ってくるからと言い、自宅アパートに帰ってきた。
タクシーを降りたヨナは、2LDKのアパートの自室に明かりが点いているのを見て、慌てて玄関を開けた。

「阿郎っ(アラン)!?」
「ただいま」
久しぶりに妻の口から、二人だけの愛称で呼ばれたソンジュンは、照れ臭そうに笑う。
「お休みは、明日からだって……」
「うん―――」

ソンジュンは、ヨナを驚かせようと、帰る日を一日遅く伝えていた。
妻と娘にプレゼントを買い、夕方になって家に帰ってくると、二人の姿はなく、テーブルの上に殴り書きのメモがあるのに気づいた。
「兄、仁川、11:00」と書かれているのを見て、妻が実家に帰ったのだと悟った。
会ったことのない義兄が、もうすぐ留学先から帰ってくると、そう聞いていたからだった。

ひとりで遅い夕食を済ませたところに、ヨナが帰ってきた。
3か月ぶりに見る妻は、相変わらず美しく、どこかはかなげだ。
妻に抱かれてぐっすりと眠る娘を、ソンジュンは起こさないようにそっと抱き上げ、嬉しそうに眺めた。

ヨナは、テーブルの上に並ぶ一人分の食器を見て、ごめんなさいとソンジュンに謝った。
「きみが謝ることはないよ……ところで、風呂は?」
「ミナだけ実家で入ってきたわ。あなたは?」
「ああ、帰ってすぐにシャワーを浴びたから…ミナは僕が寝かせるから、きみは入っておいで」
「ありがとう―――」

シャワーを済ませてキッチンに戻ってきたヨナは、洗い物をするソンジュンの背後にぴったりと寄り添う。




「疲れているでしょう?…私が、やるわ」
「もう、終わるよ」
ソンジュンが洗い物を終えるまで、ヨナはソンジュンから離れなかった。
水道の蛇口を閉めたソンジュンは、濡れた手を拭き、前で握られていたヨナの手に重ねた。
「ヨナ?終わったよ」
「うん…」
背中から耳に響くソンジュンの声が優しすぎて、ヨナは胸をぎゅっと締め付けられた。
「ヨナ?」
背中で泣いているのではないかと、不安に思ったソンジュンが妻の名を呼ぶ。
「……阿郎(アラン)?……抱いて…」
ヨナの腕に力が入り、ソンジュンの腰を強く抱いた。
「……」

―――どうしたんだろう…

ヨナから抱いてくれと言われたのは初めてだった。
嬉しいはずなのに、なぜか不安に駆られる。
帰ってきた妻の顔に、涙の痕が残っている気がしてならなかった。
ソンジュンは、何かあったのかと聞くのが怖かった。

「ほら、離してくれないと。きみの顔が見たくてたまらないのに、意地悪をするのかい?」
後ろでヨナがふっと笑うのを感じると、腕が緩んだ。
ソンジュンが体を反転させて、ヨナの細い体を抱き寄せると、唇を重ねた。
優しく甘いキスは、ヨナの身体をソンジュンの愛でいっぱいにする。
やがて唇が離れ、ソンジュンはヨナを抱き上げて寝室に連れて行き、ベッドに仰向けに降ろされたヨナは、ソンジュンをじっと見つめた。
どこか寂しげではかない表情の妻が、今にも消えてしまうような気がする。

「寂しかったわ…」
「僕は、きみが恋しかった―――」

ふと感じた不安は、杞憂にすぎないと言い聞かせるように、ソンジュンは飽くことなくヨナを求め、ヨナは離さないでとでもいうように、ソンジュンに縋り付いた。

「愛してる―――」
ソンジュンは、何度も愛の言葉を囁いた。

「阿郎(アラン)…愛してるわ」

―――私を、はなさないで……


※挿入する画像は、管理人の悪趣味により編集・加工を施しており、あくまでもイメージです。否定や侮辱ではございませんこと、ご容赦ください。実在する人物・団体とは一切関係がございません。

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