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17 2018

episode17 檀紀4348年

【奎章閣閣臣たちの日々】に登場するキャラを、勝手に現代に置き換えた二次創作です。
たくさんのリクエストをいただいたコロユニの妄想ストーリー♪……妄想です。
アダルティな表現も、ややぼかしつつ……ご容赦ください。


ソンジュンとヨナに娘のミナが誕生すると、しばらくしてソンジュンが入隊した。

同じ頃ジェシンが留学を終え、帰国すると家族に連絡が入る。
久々に兄が帰ってくると聞き、ヨナは娘を連れて里帰りした。

家族に亀裂を作り、居づらくなったジェシンが家を出て以来、母になって初めて会うヨナは、ますます美しくなっていた。
父親に似た小さなミナは、きゃっきゃとよく笑い、ジェシンを癒した。

ヨナは両親に、兄と二人だけで話したいと告げると、母は不安そうな表情を浮かべた。
「何も心配いらないわ。もう私は愛する人の妻で、ミナの母親よ?兄さんもちゃんとわかってるわ。だから少しだけ、ふたりで話させて―――」
両親に大丈夫だと言い聞かせ、ふたりを外出させたヨナは、娘を寝かしつけると、ジェシンのいるリビングに戻ってきた。
前かがみでソファに座るジェシンと視線を合わせながら、ヨナは静かに彼の隣に腰を下ろした。

「おかえりなさい、兄さん」
「ああ、さっき、聞いた……」
久しぶりに聞くジェシンの口調に、ヨナは思わず目を潤ませる。
話したいことがたくさんあるのに、優しく見つめるジェシンの目が、何も言うなと彼女の口をふさいだ。

「いい旦那か?」
「ええ、とてもよ」
「そいつを愛してる?」
「ええ…」
「……じゃあ、お前は幸せなんだな?」
「とても……すごく幸せよ」
ヨナの目から涙があふれる。ジェシンは彼女から視線を外して訊ねた。
「じゃあ、なぜ泣く?」
「……わからない、わからないわ……」
ジェシンがヨナを抱き寄せると、彼女はジェシンの胸の中で、嗚咽を漏らしながら子供のように大泣きした。

「……私は、兄さんを…待ってたかった…いつか迎えに来るって言ってくれたら。なのに、何も言わずに…」

―――!?


ヨナの言葉は、ジェシンの胸を貫いた。
彼女は、ジェシンの言葉を待っていたのだ。

彼女は、言い訳をしたのでもなく、恨み言のひとつも言いたかったわけでもない。
たった今、夫を愛しているかと尋ねるジェシンの目が、お前をまだ愛していると言われたような気がした。
夫や娘がいるのに、自分もまだジェシンを忘れられないでいる。誰にも言えなかった辛い想いが、彼を前にして溢れ出した。

時を経て、一人前の大人になれば、いずれヨナ迎えに行くつもりだった。
声を聞けば会いたくなる。会えば抱きしめて離したくなくなり、そして、連れて逃げてしまいたくるから、ジェシンは黙って彼女の前から去った。

今さらもう後戻りすることも、ヨナが戻ることもないのだと気付き、再びジェシンを空虚感が襲った。




※挿入する画像は、管理人の悪趣味により編集・加工を施しており、あくまでもイメージです。否定や侮辱ではございませんこと、ご容赦ください。実在する人物・団体とは一切関係がございません。

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